シンガポールがTR 25からSS 722へ:充電器サプライヤーがすべきこと
シンガポールのEV充電技術基準TR 25は、2026年4月1日に国家規格SS 722になりました。2年半の移行期間中、型式承認では引き続きTR 25:2022の報告書が認められます。

- 01TR 25:2022は2026年4月1日からシンガポール国家規格SS 722に格上げされました。
- 02SS 722が新規充電器に義務化されるまで2年半の移行期間があります。
- 03LTAの型式承認はTR 25:2022とTR 25:2022+A1:2025の報告書を認め、TR 25:2016の報告書は認めません。
- 04シンガポールでの充電器供給は2022年電気自動車充電法で規制されています。
- 05SS 722にはバッテリー交換と移動式充電に関するパートが加わりました。
技術基準から国家規格へ
技術基準25(TR 25)は2010年から、シンガポールのEV充電システムの安全要求を定めてきました。2022年改訂版で高出力充電、電動二輪車のバッテリー交換、定期点検まで範囲が広がり、2025年3月に改正第1号が出ました。
2026年4月1日、陸上交通庁(LTA)とEnterprise SingaporeはTR 25:2022を正式な国家規格SS 722に格上げしました。SS 722への適合が新規充電器に義務化されるまで、2年半の移行期間があります。
当面変わらないこと
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| 法的根拠 | 2022年電気自動車充電法と関連規則 |
| LTA型式承認で認められる | TR 25:2022、TR 25:2022+A1:2025 |
| 認められない | TR 25:2016に基づく試験報告書 |
| SS 722 | 2026年4月1日発効、移行期間後に新規充電器で義務化 |
同法により、シンガポールで供給される充電器は設置前に型式承認と登録が必要で、設置済みの充電器は点検の対象です。
SS 722の構成
SS 722はTR 25の構成を引き継ぎ、パートごとに発行されます。パート1は電気安全と一般要求、その他のパートはAC、ワイヤレス、DC充電を扱います。新しいパートはバッテリー交換と移動式充電システムを対象とし、TR 25:2022では電動二輪車のバッテリー交換のみが対象でした。
サプライヤーがすべきこと
- TR 25:2022で承認済みの製品は引き続き有効です。移行期間内にSS 722への更新を計画してください。
- 新製品は今でもTR 25:2022+A1:2025で試験できますが、最初からSS 722に合わせて設計すれば再試験を避けられます。
- 手持ちのIEC 61851 / IEC 62196データとシンガポール固有の条項との差分を確認してください。IECデータの多くは再利用できます。
- LTAへの登録と設置済み充電器の定期点検に向けて文書を準備してください。
当社の提携試験所ネットワークは認定範囲内でTR 25試験を実施しており、サンプルは中国国内で試験します。
よくある質問
TR 25:2022で承認された充電器はすぐに再試験が必要ですか?
不要です。TR 25:2022の承認は有効で、SS 722は2年半の移行期間後に新規充電器で義務化されます。
TR 25:2016の報告書はまだ使えますか?
LTAの型式承認には使えません。LTAはTR 25:2022またはTR 25:2022+A1:2025に基づく報告書のみを認めます。
IEC 61851の試験データは再利用できますか?
ほぼ可能です。TR 25とSS 722はIEC規格にシンガポール固有の要求を加えたもので、通常は差分試験で足ります。


