GB/T 18487.2-2026:EV充電器の新EMC規格が11月1日施行
中国の車外充電設備向けEMC規格が9年ぶりに改訂。イミュニティ試験の安全下限、RCDの確認、試験負荷の固定、放射範囲の拡大が柱です。

- 01GB/T 18487.2-2026は2026年4月30日に公布され、2026年11月1日に施行されます。
- 02車外充電設備についてGB/T 18487.2-2017を全面的に置き換えます。
- 03公開解説によれば、どのEMC試験でも機能回復の有無にかかわらず発火・破裂・筐体破損は認められません。
- 04漏電遮断装置(RCD)の動作がEMC試験で確認されます。
- 05エミッションは定格電力の20%と80%、イミュニティは待機と20%で試験します。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 規格 | GB/T 18487.2-2026 電気自動車伝導充電システム 第2部:車外給電設備のEMC要求 |
| 公布 | 2026年4月30日 |
| 施行 | 2026年11月1日 |
| 置換 | GB/T 18487.2-2017を全面置換 |
| 性格 | 推奨国家規格(GB/T) |
| 所管 | 中国電力企業連合会 |
規格自体は推奨規格です。業界の解説では、実質的には拘束力があるとされています。強制安全規格GB 39752-2024がEMCについてGB/T 18487.2を引用しており、充電設備のCCC認証が2026年8月1日から義務化されているためです。新版を「強制」と書く記事もありますが、正確にはこの引用関係を通じて義務が生じます。
何が変わるか
公布・施行日と置換関係は公式プラットフォームで確認済みです。以下の技術的変更は、条項ごとに整理した公開解説によるもので、主要変更は17項目とされています。試験計画の前に規格本文で確認してください。
- 全試験に安全下限(7.1条)。 EMC試験中・後に発火、破裂、筐体破損があれば、機能が回復しても不合格です。
- 漏電遮断装置(7.1条)。 RCDの動作をEMC試験で確認し、妨害中の漏電も対象です。
- 運転条件の固定。 エミッションは定格最大電力の20%と80%、定電力機器は電圧の上下限も含めます。イミュニティは待機と20%で試験し、ケーブルやポート終端も統一されました。
- 一部試験の削除。 例:DC入力ポートの電圧ディップ・瞬時停電の要求。
- **放射エミッション範囲の拡大(8.3.5.2)**とスマートキーシステムへの放射妨害試験方法の更新(附属書D)。
- 高調波電流試験の電圧要求の変更(8.2.2)。
メーカーが今やるべきこと
- 新しい負荷点で再測定する。 20%の低出力運転は放射エミッションが最も高くなりやすく、全負荷での余裕では足りない場合があります。
- EMCを安全試験として扱う。 部品選定、筐体材料、保護回路はサージ等で損傷しないことが求められます。
- 妨害下のRCD動作を実証する。 妨害を受けている間も漏電検出が働く必要があります。
- 認証機関に確認する。 既存のCCC証書を2026年版へ切り替える手順を確認してください。
当社の提携試験所ネットワークは、3.75 MWの電源とAC/DC 2.5 MW対応の10 m法EMCチャンバーでDC充電器を試験しています。
よくある質問
GB/T 18487.2-2026はいつから適用されますか?
2026年11月1日からです。2026年4月30日に公布され、2017年版を全面的に置き換えます。
強制規格ですか?
規格自体は推奨のGB/Tですが、GB 39752-2024がEMCに引用し、充電設備のCCC認証が義務であるため、実質的に拘束力があります。
最大の変更点は?
公開解説によれば安全下限です。機能が回復しても、EMC試験中の発火・破裂・筐体破損は認められません。


